Ducky One 2 miniでかな⇔アルファベット入力の切り替えを楽にする【マクロを使ったショートカット切り替え】

今回の記事ではDuckyのキーボードでかな⇔ローマ字変換を楽にするマクロの設定を書きます。

Windowsの場合、かなとアルファベット入力を切り替えるにはALTキーチルダ(`)キーの同時押しをしますが、Duckyには単独のチルダキーがありません。
チルダはESCキーの位置の第二レイヤーに設定されています。

つまり、チルダはfnキー+ESCキーの組み合わせで打たなくてはなりません。
そのため、かな⇔アルファベットを切り替えるたびにAlt+fn+ESCキーの3つのキーを押さなければなりません。

CapsLockキー+Shiftキーの同時押しでかな⇔アルファベット変換ができる件
知りませんでした。CapsLockキー+Shiftキーの組み合わせでもかな⇔アルファベット変換はできたんですね。
であればわざわざチルダをESCキーの場所に移動させる必要もなかったですね。
というわけで、以下はDuckyのマクロの設定方法としてお読みください。

また、Duckyではキーマップの変更ができません。

その代わりFnキーとCapsLockキーを除く全てのキーにマクロを設定できるので、マクロによりかな⇔アルファベット変換を楽にできるよう設定しようというわけです。

以下にその設定方法を詳しく書きます。

Duckyのマクロの設定方保を知りたいだけの方にも役に立つと思います。


その前に、補足情報:Duckyのキーマップは3つのレイヤーで設定されています

  • Standardレイヤー:何もしない状態でのキーマップです。
  • Fnレイヤー:Fnキーを押下した状態でのキーマップです。デフォルトではキーの手前側面にプリントされている内容が設定されています。
    (例:数字の1キーにはF1キーが設定されています。)
  • Fn+ALTレイヤー:FnキーとALTキーを同時押しした状態でのキーマップです。

いまいち言葉で説明するのがうまくいかないですね。ここは分からなくてもスルーしてください。

1、プロファイルを指定する。

まずマクロを設定したいプロファイルを指定します。

Duckyでは5つまでプロファイルを分けて設定できます。大手のゲーミングキーボードでは複数プロファイルの設定ができるのは一般的ですね。

プロファイルごとに異なるマクロ等の設定ができるので、例えばゲームごとにプロファイルを切り替えれば、各ゲーム固有のコマンドに合った設定に切り替えることができるというわけです。

ゲーミングキーボードならではって感じですが、事務作業用として使う場合でも例えばエクセルと動画編集ソフトでプロファイルを切り替えれば、それぞれのソフトに合った設定でキーボードを使うことができます。

ここではプロファイル2に設定をしていきます。

プロファイルを切り替えるにはFnキーALTキーを同時押ししながら対象プロファイルの数字キーを押します。

今回はプロファイル2を指定するので、FnキーとALTキーを同時押ししながら数字の2を押します。

数字の2キーとCapsLockキーが2回点滅します。
これでキーボードがプロファイル2の設定に切り替わりました。

まだ何も設定していないので、キーマップは工場出荷時のままです。

2、マクロ設定モード開始

次にマクロの設定モードにします。

FnキーALTキーを同時押ししながらTABキーを3秒以上押してください。

全体が白く2回点滅し、マクロ設定モードになります。

マクロ設定モードにすると、すでにマクロが設定されているキーが白く点灯します。

また、マクロを設定できないキーは赤く点灯します。

3、マクロを設定したいキーを押します。

今回はESCキーにチルダを設定したいのでESCキーを押します。

ESCキーが点灯し、マクロの記録モードが開始します。

4、適用したいキーを押します。

次にESCキーに適用したいキーを順番に押していきます。

今回はチルダのみを設定したいので、FnキーESCキーを押します(=チルダ。※チルダは元々FnレイヤーのESCキーに設定されているため)。

これでESCキーにチルダが設定されました。

※マクロとして設定できるのはシングルキーの連続のみです。
一つずつのキーの連続押しなら設定できますが、2キー以上の同時押しのような設定はできません。

5、設定した内容を確定する。

次にFnキーALTキーを押しながらTABキーを1秒以上押下します。

マクロ設定モードが終了し、マクロが設定されているキーが点灯します。

先ほど設定した内容が確定します。

もう一度FnキーALTキーTABキーを同時押しするとマクロモードが終了します。

これでESCキーを押すとチルダが入力されるようになり、ALTキー+ESCキーの2キーの同時押しするとかな⇔アルファベットが変換されるようになりました。

その代わりにESCキーが無くなってしまったので、ESCキーをよく使う人はさっきのやり方で他のあまり使わないキーにESCキーを適用してください(例えば右Ctrlキーとか、Winキーとか)

補足、設定したマクロを解除する。

マクロの設定を間違ってしまった場合など、一度設定したマクロを解除したい場合には「3、マクロを設定したいキーを押します。」まで進めた後に、FnキーALTキーBackSpaceキーを同時押しすると解除され、元のキーに戻ります。


終りに

Duckyのキーボードでマクロを設定する方法を説明しました。

One2ミニ以外もsfシリーズやTKLシリーズでも設定は一緒だと思います。

マニュアルに日本語が無かったり、LogicoolやRAZERのように専用ソフトが無いので最初はとっつきにくいですが、手順はそこまで複雑じゃないですよね。

というわけで、使わないキーにマクロを設定してより使いやすくしていきましょう。


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