【EMS・SAL便など】国際郵便でトラブルが発生した際に補償金を受け取るまでの流れ【海外輸出トラブル】

先日、販売した商品をアメリカに輸出した際にトラブルに遭い、初めて調査申請書を提出しました。

トラブルの詳しい内容、解決までの経過については以下の記事をお読みください。

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EMSやSAL便など、海外に送った書留・保険付郵便物および国際小包は、発送日から6カ月以内であれば、調査申請が可能です。

バイヤー(購入者、荷物の受取人)、セラー(販売者、発送人)ともに調査請求をし、その結果を受けてからでないとセラー側は荷物の補償金を受け取ることができません。

高額商品を輸出する際は、保険付きが必須と言えるでしょう。

たまに関税を安くしようとバイヤー側から記載する額面を安くするように要求されることがありますが、額面を安くするとその額までしか補償金が支払われなくなるので注意しましょう。

悪意を持った客である可能性だってあります。

この記事では、調査申請の提出方法から荷物にかけた補償金を受け取るまでの流れを分かりやすく解説します。

調査申請を提出する

まずセラー、バイヤーともに最寄りの郵便局で調査申請を提出します。

セラー側は、A4の書式1枚に発送明細に書かれた内容をほとんどそのまま書き写すだけです。

一部、梱包材についての説明や、バイヤーからのクレームの内容を英語で説明する必要がありますので、自宅で書類を作成して郵便局に持参した方がスムーズです。

調査申請書の書式は以下のリンク先から取得できます。

バイヤーにも最寄りのUSPSまでダメージレポートと調査申請を出してもらうように要求する

一方、バイヤー側は郵便局まで梱包材や荷物の中身一式を持っていき、ダメージレポートともに調査申請を出す必要があます。

なお、USPSのダメージレポートの書式は「PS form 2856」というものだそうです。

セラーよりも手間がかかります。

人によっては面倒がって調査申請を提出せずに、返金要求ばかりしてくる場合もあるかもしれませんが、ここは繰り返し申請を要求しましょう。

バイヤーが申請方法が分からないと言ってきた場合は、以下のアメリカのUSPSのサポート電話番号を教えて、そこで詳細を聞いてもらうようにしてください。

USPSのお問い合わせセンター:800-222-1811

調査申請が済まなければ、セラーは補償金を受け取ることができません。

調査申請を出してくれないので、返金に応じられないとAmazonに報告すれば、Amazonもセラー側の主張が正しいと判断してくれます。

私も一度同じようにAmazonに報告してマーケットプレイス保証申請を取り下げてもらったことがありました。


セラー、バイヤー双方で調査申請が済むと、日本郵便とUSPSの調査が開始されます

調査期間は1カ月ほどだそうです。

どのような調査が行われるかは不明です。恐らく書類のチェックや、荷物を運んだドライバーへのヒアリングくらいではないでしょうか?

日本もアメリカも日々大量の荷物が移動しているので、配送時に個別の荷物の中身までチェックしていないと思います。

ちなみに、日本の税関では額面が20万円以下の荷物については、中身チェックをしておらず、ほぼフリーパスだそうです。

セラーだけでなく、バイヤーも同時に調査申請をしないと調査は始まりません。

バイヤーが申請を億劫がっている場合は、セラー側からメールなどでなるべく速やかに申請をしてもらうように促しましょう。

調査が完了すると、セラー、バイヤー双方に調査結果が届けられます

調査が開始されたか、調査経過については申請者は知ることができません。

セラーは調査結果の報告書を受け取るまで待たなければなりません。

セラーが調査結果を受け取ったら、それを郵便局に提出します。

すると郵便局側で調査結果の内容を判断し、補償金が支払われます。

金額はケースバイケースです。

荷物の一部破損ならば、破損状況により補償金額が上下するかもしれません。

私が体験したトラブルでは、「中身が空っぽだった」とバイヤーが主張しました。

まだ調査途中ですが、この場合、もし配送上の紛失と判断されれば、保険金の全額が戻ってくることになると思います。


まとめ

上記の流れをまとめると以下のようになります。

  • 荷物のセラー、バイヤー双方が最寄りの郵便局に調査申請を提出する。
    ※バイヤーの手続きの方が面倒。
  • 郵便局による調査が開始される。
  • 調査結果がセラー、バイヤー双方に送られる。
  • 調査結果の書類を提出し、補償金の支払いを申請する。
  • 配送上の過失が認められれば、セラーへ補償金が支払われる。
  • ここまで来たらバイヤーの返金要求に対して対応を決めましょう。

調査結果が完了するまでは、バイヤーからいくら強く返金を求められても応じてはいけません。

詐欺業者だった場合、相手の思うつぼになってしまい、同じことがまたどこかで繰り返されることとなります。

不明な点があれば、東京国際郵便局 EMS・小包郵便課まで電話して説明を受けてください。

東京国際郵便局 EMS・小包郵便課 電話番号

0120-5931-58
03-5665-4200※携帯はこちら

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