半年ほど無在庫の輸出転売をしてみて色々とリスクが分かってきたので、そのうち3つを紹介します。
もちろんメリットもありますが、それは様々な本に書いてあるので、ここでは本に詳しく書いてないリスクを説明します。
Amazonの場合、顧客がどんな人だか分からない
Amazonで商品が売れた際、セラーに与えられるのは発送先の情報のみ。
ヤフオクのようなユーザーのこれまでのステータスは分かりません。
なので、売れた際、詐欺バイヤーに引っかかるリスクが付きまといます。
その点、eBayはセラー・バイヤーともに評価システムがあるので、怪しいバイヤーを避けることができ、リスクを減らすことができます。
といっても評価がない新規ユーザーに商品が売れることもよくあります。
そんな時はバイヤーの住所をGoogleマップで調べたり、バイヤーのメールアドレスをWEB検索してSNSアカウントを探すなどしてユーザーの人物像を想定しながら配送方法を決めます。
ぶっちゃけ一戸建てに住んでいるバイヤーは金銭的に余裕があると思われるので比較的安心して送ることができます。
そういったユーザーはeパケットライトやSAL便といった、サイン不要でポストに投函するサービスでもトラブルは少なくて済みます。
一方で、アパート暮らしだったり、学生っぽかったり金銭的に余裕がなさそうなバイヤーはトラブルに遭う危険度が高いです。
そういったバイヤーにはEMSやeパケットといった書留郵便(サイン有、直接渡し)の郵送方法で送るようにしてます。
特にEMSは2万円まで追加料金なしで保険を付けることができる(2万円を超える場合も格安の金額で保険が付けられる)ので、比較的安心です。
ちなみに追跡番号が付く郵送方法であれば調査請求は可能です。
梱包の作業が結構大変
それから、梱包の作業で結構時間を取られます。
国際郵便は100g単位で料金が違ってきます。
特に2kgを超えると、EMSやSAL便など比較的高い郵送方法を使う必要があるので、計量器を使って重量をチェックし、時には段ボールをコンパクトに作り変えることもあります。
少しでも利益を出すためにはそういった地道な作業が求められます。
以下は実際に使っている梱包作業に便利な道具です。
カッター、ハサミ類
オルハのカッター。替え刃はハードタイプの”特選黒刃”がおすすめです。
おしりで段ボールに折り目を付けることができます。
段ボールを切る小さな鋸(のこぎり)です。カッターよりもサクサク切れ、比較的安全です。
段ボールに簡単に折り目を付けることができる道具です。
縦にサイズ縮小するときに便利です。作業スピードも大幅にアップします。
段ボール切断用の鋏です。細かい部分の切断はハサミが便利です。
テープ類
軽い商品を梱包する場合はテープで。ただしテープの表面が非粘着性なので、重ね貼りするとはがれてしまいます。
重量のある商品の場合は布テープでがっちり止めます。ただし紙テープと比べると重いです。
また、重ね貼りしてもくっつく特徴があります。ケースにより使い分けましょう。
壊れやすいものに貼る「われもの注意」のテープです。精密機器や陶器など壊れやすい荷物に貼ります。
海外でも配送は日本よりも荷物の扱いが荒っぽいと聞きますので、特に高額な商品には貼っておくことをお勧めします。
ダイソーにも店によっては似たようなテープが売ってます。
発送後にキャンセル依頼が届くことがたまにある
商品を発送後、バイヤーからキャンセル依頼が届くことがたまにあります。
そういった場合は、
- 基本的に商品発送後の返品は受け付けていないこと
- 返金額は送料を差し引いた額であること
- 返金のタイミングは商品が戻って来て中身を確認してからになること
- 返送の送料はバイヤー持ちであること
などを説明して、返品すると損失があることを説明すると、キャンセル依頼を引っ込める場合が多いです。
ただ、やり取りが面倒ですけどね。
なので、何でもそうですが一回やり取りしたら英文をテンプレ化しておくことをお勧めします。
あと一度、Amazon売れて返品されてきた商品が私が売った商品とは全く別の商品だったことがありました。
恐らく、そのバイヤーがAmazonで購入したものは同じ販売元から発送されてくると勘違いしていたのだと思いますが、
(マーケットプレイスにいくつものショップが出品していると知らないユーザー)
悪質なバイヤーである可能性もあります。
そういった返品の行き違いを防ぐためには、バイヤーからの返品リクエストを承認する前に、商品の状態が分かるような写真を送ってもらうように要求するといいでしょう。
写真を受け取って、商品が間違いなく販売したものであることを確認してから返品リクエストの承認手続きを進めましょう。
終りに
以上、無在庫輸出転売のリスク&デメリット3つを思いつくままに書きました。
またそのうち追記するかもしれません。
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